大堀恵、『甘い股関節』一万枚達成への道
テレビが普及し始めた頃、大宅壮一が『一億総白痴化』と言っていた。
紙芝居以下の番組を見ている国民は、全員が白痴(当時は差別用語ではなかった)になるのだという。
そして皆、白痴になった。
やがては白痴が番組を作るようになった。
今や我々国民は狂気の中でしか存在できないのだ。
当初のAKBはステージ優先だったので、みんな楽しかった。
それがテレビと連動してどうなったか。
「大堀恵、CDを10000枚売らないと卒業」
などというくだらない企画を立ち上げて面白がっている。
AKBの卒業というのは本来「次の目標へのステップ」だったが、これでは「売れなかったらいらない」という追い出しではないか。
企画自体に新鮮味もない。
この時点で放送作家のレベルが分かる。
めーたんは頑張った。
精神的に不安定になりながらも頑張った。
だが、あからさまにステージで落ち込んでたり、疲れていたりしていて、Kメン全体の士気も下がっていった。
テレビのせいで肝心の公演が疎かになるというのは頂けない。
メンバーも頑張った。
めーたんヲタも頑張った。
僕ですら頑張って買った。
テレビに躍らされていると知りつつも、買わざるを得なかった。
その挙句、最終日の豪華メンバーによる手売り。
公演ですら集まらない豪華メンバーの集結には唖然とするばかり。
予めスケジュールを押さえておいたのがよく分かる。
そして放送では「AKBの皆に支えられ、遂に一万枚達成」などという感動的な展開になるのだろう。
頑張ってきためーたんやヲタを差し置いて、取ってつけたような感動ストーリーで締めくくられるのだ。
達成できず「もう少しだけチャンス」を懇願するパターンや、皆の反対で卒業取り消し……などという結末も作れる。卒業パターンも作れる。
テレビというのは何とでもできるのだ。
テレビは存在そのものが茶番なのだから。
付け加えるなら、僕はその番組を一度も見ていない。
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