絶望を照らす光・柳家小三治(1/13)
落語を聴く度に絶望する今日この頃。
今日は東京落語最後の砦・柳家小三治を聴くべく新宿末広亭へ赴く。夜主任。
といって別に大きな期待をしているわけでもない。正月二之席に期待をするだけ野暮というもの。
ところが驚いた。
『味噌蔵』、五十分の長講。
寄席でじっくり小三治を聴けるという贅沢。
立川談志が体調を崩した今となっては、小三治が東京で一番の噺家であるのは間違いない。
それを認めたうえでの意見だが……、
小三治は朴訥な語り口の中に芸の欲や計算を潜ませているのが気になる。
個人的には六代目三遊亭圓生のように芸をひけらかして見せる方が好き。(圓楽のようにひけらかしすぎると吐き気がするが)
逆に芸の欲をまったく見せなくなった晩年の五代目柳家小さんも好き。
小三治はいずれ五代目のような芸風になると思うので、その時を期待している。
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